Day1 & Day2
ロンドンに着きました。
5/15に成田より出発(17:00)、11時間45分でアブダビに到着(アブダビ時間 5/15 23:45、日本時間 5/16 am4:45)、
2時間半乗り換え待ちで、
その後7時間半でロンドン、ヒースロー空港に到着(イギリス時間 5/16 6:45、日本時間14:45)。
それぞれタイムゾーンが違うので、到着時にはわけわからん身体に仕上がる。
ヒースローで、日本から別の飛行機で到着する友人、りえちゃんを待ち、合流、クソ重いスーツケース(大30.5kg+小7kg+リュック5kg)を引きずり、りえちゃん家についに到着。
この時点で5/16 12:20くらい。
久々のロンドンの匂い、たまにいるヤク中、地下鉄の汚さにハイになる。
ロンドンで最初に食べたもの、景気付けのイングリッシュブレックファスト。
労働者のための、精をつけるプレート、寝てない身体にビシビシくる。
20時に就寝、りえちゃんお世話になります。
5/17は別の日本人の友人とランチ、いろいろ話せてよかった。
物価が上がりまくっているロンドン、私が以前住んでた地域は家賃がとんでもないことになっているらしい。
ショッピングセンターに買い物に行ったけれど、そこかしこから物価上昇を察した。
近所の変な木。
日本との植生の違いもロンドンの楽しみの一つ。
今日は26度くらいまで気温が上がり、半袖にしなかったことを悔いた。
免疫機能が低下している。ものもらいの予感。
早く寝ます。現在22:52。
明日はギグの打ち合わせ。頑張ろう。
格好つけたことが書けないくらいには疲れている。明日は格好つけたいところ。
移動するということ
2泊3日で北海道に行ってきた。
ロンドンで仲良くしてくれていた日本人の友達に会いに行くため。
移動にこそ、価値があるのだと思うと村上龍センセも言ってたが本当にそう思う。アグリーだ。
ノリで決めた旅だったし急な申し出で先方を振り回した部分もあったけれど、
結果本当に素敵な旅になった。
自分が外国人になるという感覚は経験してみないとわからない。言語にも不安があり、気を張り続けて過ごす中で、
言葉も痛みも困難も共感し、分かり合える近い世代の出会い。
それぞれがそれぞれに目標があって、必死に挑戦しながら生きていて、疲れたら集まって話を聞き合える、相談できる。日本語で思う存分話せる。
そんな時間を共有した友達と久しぶりに一緒に食べるごはん、
なつかしいねと微笑み合いながらも、今後の目標を教え合える時間、
別れ際、みんなそれぞれ鼻がツンとしてるような顔でさよならを言い合う時間。
ご飯はとても美味しくて、景色も見たことないような大きさで、でも何よりもこの人たちと一緒に経験できたこと、またこの4人で集まれたことが
なによりも嬉しくて、切なくて、胸がきゅんとした。
移動こそ、別れこそ、人生なのかもな、としみじみ感じた旅でした。
年一くらいで行きたいな。
生演奏が運ぶもの
2日連続で人のライブを観に行った。
初日は、ermhoi (オープニングアクト:鬼の右腕)
2日目が、佐瀬悠輔
私は今、6/4のアムステルダムから始まるロンドンで参加していたバンドのライブツアー(連続したものではなく、単発で何カ国か。まだいくつ行けるかも確定してない)に誘ってもらっていて、行くことに迷っているのだが、
友人達の素晴らしいライブを観ていたら、腹が決まった。
とかなんとか大袈裟に言っているけど、行くとしてもまぁ夏中、数ヶ月というかんじの期間の予定なんだけど。
外国の歴を増やしてハクをつけたい、という訳でなく、
この機会を逃すと、もうこんな誘いは滅多に来ないだろうし、
何よりも直感が言っているのだ。
2017年に渡英することに決めたときの感覚とおんなじ。
正直、コロナとウクライナ情勢の影響で飛行機はいつもより高いし、
たった数ヶ月の滞在分の住処を探すことは難易度が高い。
ライブのギャラがいくらかもまだわからんし、飛行機代は出ない。
なんならライブ自体飛ぶ可能性は高い(ただでさえコロナで色々不明瞭なうえに、向こうの人たちは日本じゃ考えられないくらい、色々なことが適当だから)
でもこの降りかかったチャンスを逃すのは私らしくないし、後悔するでしょう。
10代20代の数ヶ月と、30代の数ヶ月は重みが違う。他の人は知らんが、私はそう。
IKILLUでのライブの機会を逃すわけですし、
この夏を日本にいないことがどう影響するかはわからないけど、
ああ、私はこの面倒くささや怖さを受け入れて、やっぱりもう一度あの地に、ロンドンに
行かなくてはいけないんだ、と
とにかく友人達のライブを観て、姿を、音を捉えて、思ってしまったんです。
チケット取るかぁ。怖いなぁ。どうなっちゃうかな。ライブ何本入るかな。
コロナはどうなっていくのかな。
ウクライナもどうなっちゃうのかな。
まぁチケットは変更できるし、取っちゃうか。
何が待っているんだろう。
鈍った身体に、大変なほうを選ぶ試練が降ってきたんでしょう。
うじうじと弱虫な私ですが、前に進まなくてはならないようです。
気になってますか?あらそうですか。
IKILLU、なんかやるってよ。
(IKILLU 読み:イキル 私が日本でやってた3人組のバンド。)
はい。というわけで軽く触れておきます、自分のケツを叩くためにも。
今や売れっ子ギタリスト、竹之内一彌氏のSNSに突如投下されたビックリ投稿。
これね。
良い写真だよね~。
なんかね、あんまり多くを語るのも格好悪いんだけど、まぁじわじわ話にはなってたんだよね。
「出してない録ったのは出そう。」って。
つーことで、禊のお写真を撮ることにしたんで、そしたらやっぱり我らがふじこちゃんでしょうって。
そしたらやっぱり超かっこいい写真撮ってくれたんで、気合い入れざるを得ないよねって。これは私の個人的なアレだけど
アザーカットも、良いよ。
本音を言うと私の渡英直前に撮ったのも全部良いんだよ。きっともう世には出ないだろうけど笑
誰かが嘆願してくれたら出やすいかもね!笑
これが私たちの今です。どんな顔して見えるかな。
影田は今回は写真にいないけど彼はその辺ラフに考えてるみたいだし、禊って意味ではこれが潔いんではないかと。
私が渡英して2年4ヶ月、それぞれの日々がありました。
それぞれが不器用で生きるの下手くそなんだけど、やっぱり何か’あれ’で言いたいことがあるらしい、私も、彼らも。
そしたら、やっぱ、ねえ。
私は誰よりも、かずやのギターに恋していますし、影田の良さを知っている。
それぞれの必死の暮らしの果てに、まだ聴いたことがない面白そうな音がもし待っているなら、
それって素敵かもね、って、ただそれだけ。
ゆっくりだとは思いますけれど、ぶきっちょ三人でやってみます。
無理ならやんなきゃいいし、面白そうだからやる。
今はそれでいいです。まだ日本に帰るつもりはないし。
時代も便利な感じだし。
とりあえず「出してない録ったの出す」って全然新しくないことから頑張りま~す。
もし誰かが待っていてくれるのなら、それほどに心強いことはないよ。
2020
明けましておめでとうございます。今更。
なんと一年以上ぶりのブログ更新です。
先日の一時帰国の際のロンドンへ戻りの飛行機の中で書きました。
今年はもう少し真面目に更新できたらなと思ってます。
レイジーな私ですが忘れないでね。
ただいまロシア上空、飛行機の中で書いています。1月13日、日本時間は20:37、イギリス時間は11:37です
20泊21日の日本への一時帰国を終えロンドンに戻っているところです。
去年の年末年始に2週間一時帰国して以来、一年ぶりの日本でした。
20泊も日本に滞在するのは渡英後初めてのことで、
初めは温泉…おせち…のんびり…とか考えていたけれど結局予定詰め詰め。
やっぱりあっという間、怒涛の日々でした。
たっくさんの友達に会えた。
みんな頑張ってたなぁ。
本当に背中を押してもらった。私もやらなきゃ。できないなりに。
久々の投稿なので現状軽く説明しておきますと、
2年間のワーキングホリデービザを2019年9月末に使い切り、
なんとアーティストビザに切り替え滞在を延長してます!
相変わらず全く先の読めない人生を生きてます。
去年培った「なんか良くわかんないけど面白いとこまで来ちゃったナァ…?」という状況を、
今年はより煮詰めて変なこといっぱい経験したいと思いますよぉ~。
何が起こるかな。どんな人に会えるかな。
私今年本厄なんだけど。怪我と大病と事故は嫌だな。自分も周りも。
厄ってヨーロッパにも届くん?遠いけどどう?
厄払いとかしなかったけど、どう?
この時点で既にオモロイ予定が8月末まで入ってきてます!
どうか素敵な一年になりますように…
今回日本で会えたみなさん、会えなかったけど会いたいと思ってくれていたみなさん、特段会うつもりなかったけど私を気にしてくれたみなさん、すべての周りの大切な人にBig Loveを。
みんながいなかったら私もうとっくにへこたれてた。ありがとう、今年も頑張ります。
みんなもどうか幸せで。
大して面白いこと書けなかったけど、まぁとりあえず今日はこんなところで。
Ami
野生のインコを見た日
私に会うために日本から飛行機でやってきたひとが昨日飛行機で帰っていった。
そこまでしてくれるなら、ってことで長めの休みを取るためにめちゃくちゃ働いた。
リハもやりスタジオギグもやった。
急激に季節が変わってゆく匂いがして、それをゆっくり感じ取る余裕もないまま駆け抜けたら、
そのひとが到着してすぐに高熱を出してベッドから動けなくなった。
そのひとがロンドンに滞在している期間の半分を使ってどうにか復活したんだけど、
40.0℃と体温計が示したのを見た時は、うっかり本気で自分に絶望しかけてしまった。
”期限”というものがわかりやすくくっついてくる人生を選んだ。
それは期間限定の、「ビザが終わるまで」というだけに過ぎないものかと思ってしまいそうになるんだけど
本当はそうじゃない。
「日本とイギリス、帰りの飛行機までの限られた時間、限られた人との場合」ならわかりやすいけど、
本当はそうじゃない。
今まで見たこともないような広い広い広い公園が家から30分強の所にあった。
連れて行ってくれたそのひとと、嘘みたいになにもなくて見たこともないような形のでっかい木の見えるよく晴れた丘に座って
これからの人生をどこで過ごしたいか、ということについて話した。
私は「日本」と答えた。
1、安全だから。2、今の所イギリスに残る強い理由が存在しないから。3、言葉を自由に操れないと人と心が交換できないから。という理由を説明した
でっかい木の周りを、不自然なくらいに緑色のインコがでっかい鳴き声で鳴きまくりながら群れをなして飛んでいた
どこかの家から脱走して増えたんだろう。東京でも見られると聞いたことがある。
「頑張ってね。」と最後に言ってするりと空港のゲートの向こうに行ってしまったそのひとを見送ってからものすごい孤独感と戦っている
また一人になってしまった。と恐怖に包まれる波がかなりの頻度でやってくる
でもよく考えるといつだって誰だって一人なんだってことくらいは思い至ることができる
そのくらいには人生重ねてきたらしい
そう考えるとロンドンにいたって東京にいたって変わらないんじゃないか、
言語は何とかカバーできるようになるだろうし
この国の素晴らしいところだってたくさん見えてきた
型にはまらない自由な心を持った素敵な人がヨーロッパにはたくさんいる。
日本で生きる強い理由だって存在しないんじゃないか?って思えてくる。
まぁビザ問題があるのでイギリスに住み続けるのはかなり難しいけど。
また悩みが増えてしまったけど、自分のこの先をきちんと考えるきっかけになったあの美しい丘の景色が人生のハイライトのひとつに足されたことは間違いない。
よく晴れた空に不自然な緑色のインコの群れがぐるぐる。
夢みたいなその記憶がさみしさをぐるぐるかき混ぜてよくわからない感じになってる
よくわからないけど絶対に忘れないようにしよう。
インコがそこまで増えるには2匹出会わなきゃいけないでしょ
それってなんかすごいよな、いいよなぁって。
バイト先
もちろんバイトをしているんだけど、
現状3つ。
今回はそのうちの一つ、一番長くやっているカフェについて書こうかと思います
ロンドンに到着したのが2017年10月12日。
その後一ヶ月半ほど「生活に慣れる」という名目でぷらぷらして
その間に出会ったロンドン在住の日本人の方々に助けてもらいながら、とうとう行き着いた。11月の終わり。
そのカフェの関係者の日本人男性に引き合わせていただいたので、
「先月来たばっかりで英語もそんなに喋れないんですけどそろそろ仕事をしないとまずいと思ってて…なんとかなるといいんですけどね、へへへ…」と言ったら、
「昼間のカフェのスタッフで雇ってもらえないかオーナーに聞いてみてあげるよ〜。」
と、速攻で返答。
帰宅したら、彼から着信。「明後日からおいで」とのこと。
…ん?これは?
面接とか?見学?会って話してみる感じ?
とりあえず指定の日時にカフェに行ってみる。
アイルランド人の背の高い男性に、白人の女の子、男の子、それにアジア人の女の子…
俺「ハイ、私がアミです」
アイリッシュのボス「ハロ〜!じゃあそこにバッグと上着置いて〜!みんな、新しい子だよ〜!じゃあとりあえずお皿洗って!(もちろん全部英語)」
俺「 」
…まさか、働くやつ?もう?さすがにちょっとは想定してたけど、そっちが大丈夫?私喋れないよ?身元とか知らなくない?大丈夫?履歴書とか?いらないの?
そっから3時間くらい、なんとなくみんなと自己紹介をしあいながらとにかく皿を洗う。洗いまくる。
みんな何言ってるかぜんっぜんわからん。2割、3割くらいしかわからん。(おまけにみんな出身がバラバラ=アクセントがバラバラで聞き取りづらい)
でもみんなニコニコしてるし、なんだか優しい。
賄いのサンドイッチ(美味しい)をいただいて、みんなより早く上がり。
「来週スタッフでクリスマスパーティーやるから来てね〜!今日はありがと〜!」
…そこから8ヶ月弱。
辞めずにクビにもならずにやってます。
なんなら今日出勤だった。忙しかった!
蓋を開けてみれば、なんというか、、、
「本気のホームパーティー」
ってノリの、奇跡的なバランスで成り立っているところで、
スタッフは
・ほとんど移民
・パーティー大好き
・ミュージシャンかDJ
・BGMはアナログレコード(どんなに忙しくても。途切れさせず変えるの正直超大変)
・仕事中に急に踊りだしたり歌い出したりする
・仕事後半になると「…Beer O'clock...」とか言ってビール飲みだす
・お会計はお客さんの自己申告制(これとこれ食べました〜って帰り際に言う。絶対合ってないと度々思う)
・カード社会イギリスでキャッシュオンリー(毎回説明しなきゃいけないしみんな毎回困った顔をする)
・お皿とか余裕で欠けてる
って感じの音楽大好き楽しいの大好き不良カフェなんだけど
最初は本当に大変だった。
何がキツかったかって、迷惑かけ続けてるのが自分で死ぬほどわかること。
周りが負担を背負ってまで私を働かせてくれていること。
忙しいとき、時間が惜しいときも指示を1回じゃ聞き取れない。
私に頼むより自分でやったほうが早いと相手が判断したことがわかってしまうこと。
8ヶ月経った今でも余裕で迷惑かけてるし注文間違えるし、
レジでパニックするしお客さんからのイレギュラーな質問には答えられないけど
ここはきっと私の人生に必要な場所だ、と初日に思ってしまった。
じゃあどうしたらいいか。英語はそんなにすぐに喋れるようにならない。
そこでね
とにかく大切にしよう、と思ったんですよね。
どんなに涙が出そうでも「ありがとう」だけはしっかり目を見て言う。とか
賄いもらったら作ってくれた人に絶対美味しかったよ、って伝えるとか
「何か手伝えることはある?」って聞くとか
掃除を丁寧にやるとかね。サボってやろうと思わないとか。
当たり前じゃんって思うじゃん!言葉伝わらないと「ちょっとくらいやらなくていいや、怖いし」って絶対思うからね!
でもそしたら大事にしてくれた。もちろん良い人たちしか働いてない、運が良かったってことが大前提なんだけど
「あなたとの時間が大切ですよ」って伝えたい!と思いながら仕事してたら、みんな仲良くしてくれた。今よりももっと言葉が通じない時から。
なんか本当に人生のリハビリをしているようなんだけど、
日本の友達は音楽やりまくっててしかもみ〜〜〜んな売れちゃってブイブイいわせてて
もちろん焦ったりなんだりしますよ。そりゃそうだ。
でもね、ヘンテコな選択したからには
待ち受けることに一個ずつ立ち向かってくしかないんで
後悔しないようにやりきります。もう独身男性の100年分くらいの皿洗ってる。踊りながら。
実際このバイト先がきっかけでギグやれるきっかけができたり
いろんなことに繋がってるし、英語上達してるし。
私頑張るよ
長くなったのでまた。
Ami