バイト先
もちろんバイトをしているんだけど、
現状3つ。
今回はそのうちの一つ、一番長くやっているカフェについて書こうかと思います
ロンドンに到着したのが2017年10月12日。
その後一ヶ月半ほど「生活に慣れる」という名目でぷらぷらして
その間に出会ったロンドン在住の日本人の方々に助けてもらいながら、とうとう行き着いた。11月の終わり。
そのカフェの関係者の日本人男性に引き合わせていただいたので、
「先月来たばっかりで英語もそんなに喋れないんですけどそろそろ仕事をしないとまずいと思ってて…なんとかなるといいんですけどね、へへへ…」と言ったら、
「昼間のカフェのスタッフで雇ってもらえないかオーナーに聞いてみてあげるよ〜。」
と、速攻で返答。
帰宅したら、彼から着信。「明後日からおいで」とのこと。
…ん?これは?
面接とか?見学?会って話してみる感じ?
とりあえず指定の日時にカフェに行ってみる。
アイルランド人の背の高い男性に、白人の女の子、男の子、それにアジア人の女の子…
俺「ハイ、私がアミです」
アイリッシュのボス「ハロ〜!じゃあそこにバッグと上着置いて〜!みんな、新しい子だよ〜!じゃあとりあえずお皿洗って!(もちろん全部英語)」
俺「 」
…まさか、働くやつ?もう?さすがにちょっとは想定してたけど、そっちが大丈夫?私喋れないよ?身元とか知らなくない?大丈夫?履歴書とか?いらないの?
そっから3時間くらい、なんとなくみんなと自己紹介をしあいながらとにかく皿を洗う。洗いまくる。
みんな何言ってるかぜんっぜんわからん。2割、3割くらいしかわからん。(おまけにみんな出身がバラバラ=アクセントがバラバラで聞き取りづらい)
でもみんなニコニコしてるし、なんだか優しい。
賄いのサンドイッチ(美味しい)をいただいて、みんなより早く上がり。
「来週スタッフでクリスマスパーティーやるから来てね〜!今日はありがと〜!」
…そこから8ヶ月弱。
辞めずにクビにもならずにやってます。
なんなら今日出勤だった。忙しかった!
蓋を開けてみれば、なんというか、、、
「本気のホームパーティー」
ってノリの、奇跡的なバランスで成り立っているところで、
スタッフは
・ほとんど移民
・パーティー大好き
・ミュージシャンかDJ
・BGMはアナログレコード(どんなに忙しくても。途切れさせず変えるの正直超大変)
・仕事中に急に踊りだしたり歌い出したりする
・仕事後半になると「…Beer O'clock...」とか言ってビール飲みだす
・お会計はお客さんの自己申告制(これとこれ食べました〜って帰り際に言う。絶対合ってないと度々思う)
・カード社会イギリスでキャッシュオンリー(毎回説明しなきゃいけないしみんな毎回困った顔をする)
・お皿とか余裕で欠けてる
って感じの音楽大好き楽しいの大好き不良カフェなんだけど
最初は本当に大変だった。
何がキツかったかって、迷惑かけ続けてるのが自分で死ぬほどわかること。
周りが負担を背負ってまで私を働かせてくれていること。
忙しいとき、時間が惜しいときも指示を1回じゃ聞き取れない。
私に頼むより自分でやったほうが早いと相手が判断したことがわかってしまうこと。
8ヶ月経った今でも余裕で迷惑かけてるし注文間違えるし、
レジでパニックするしお客さんからのイレギュラーな質問には答えられないけど
ここはきっと私の人生に必要な場所だ、と初日に思ってしまった。
じゃあどうしたらいいか。英語はそんなにすぐに喋れるようにならない。
そこでね
とにかく大切にしよう、と思ったんですよね。
どんなに涙が出そうでも「ありがとう」だけはしっかり目を見て言う。とか
賄いもらったら作ってくれた人に絶対美味しかったよ、って伝えるとか
「何か手伝えることはある?」って聞くとか
掃除を丁寧にやるとかね。サボってやろうと思わないとか。
当たり前じゃんって思うじゃん!言葉伝わらないと「ちょっとくらいやらなくていいや、怖いし」って絶対思うからね!
でもそしたら大事にしてくれた。もちろん良い人たちしか働いてない、運が良かったってことが大前提なんだけど
「あなたとの時間が大切ですよ」って伝えたい!と思いながら仕事してたら、みんな仲良くしてくれた。今よりももっと言葉が通じない時から。
なんか本当に人生のリハビリをしているようなんだけど、
日本の友達は音楽やりまくっててしかもみ〜〜〜んな売れちゃってブイブイいわせてて
もちろん焦ったりなんだりしますよ。そりゃそうだ。
でもね、ヘンテコな選択したからには
待ち受けることに一個ずつ立ち向かってくしかないんで
後悔しないようにやりきります。もう独身男性の100年分くらいの皿洗ってる。踊りながら。
実際このバイト先がきっかけでギグやれるきっかけができたり
いろんなことに繋がってるし、英語上達してるし。
私頑張るよ
長くなったのでまた。
Ami